この色の経糸にこの色の緯糸を合わせてこんな仕上がりに・・・
なんて想像してやり始めるのに、全く予想を裏切る結果に
最近気分がすっかり枯れ野原状態です。

前回のジミー茶と緑の次にこれ。
これは緯糸が黄色なので元気のでる差し色マフラーでオッケーと。
次は じゃあ緯糸黄色にしないで経糸と同じにしたら可愛いかも?
でこれ

驚く結果じゃあないなあ・・・
で今度は緯糸にグレーを使おう。経糸に数色を混ぜてと。
きっとモードでシックな感じじゃない?
でこれ

全体を写してないのは、モードでシックには撮れないからざんす。
うーーーーむ。
霞がかかった爺さんみたいじゃ。
いや着る物の色によっては素敵よ、それはね どれもそうよ。
で、今回はフリンジをですな普通はこの細さの糸なら
2本×2本の4本を撚り合わせるところをですな
2本×2本×2本の6本でフリンジにしていて・・・・
まあそれはいいかね・・・・
縮絨の具合から、糸の細さと筬目は合っていて
そういった意味ではいいものができているのですよ。
バッグを作る時もそうなのですが、
機能性 便利 扱いやすい等を考えると
作り手としてやりたいことを封印しなきゃいけない
ことがあり、そこのバランスに悩むことがあります。
今盛んに作っているストールやマフラーなどは
薄く軽くできれば扱いやすいとか、
毎日無意識に首に巻いてしまう、とか
服を選ばないよねとか、
そんな存在になれたらいいなあ・・・
なんてことを思って織るのですが、それだと
工業製品と変わらなわけで、今自分は
そちらに寄りすぎて落とし穴にはまっているのかも。
手織りの良さ、魅力を穴の中で再考しながら
手を動かすことにしましょうか。
今度はガツンとショッパイ色で、もうちょっとだけ太く
紡いでやってみようか・・・
(は)
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