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絹糸 おそるべし3

一週間絹糸と格闘して、金曜日。
この日は染織工房の日なので、先生やお仲間と
この一週間の話などして、工房の織り機にかけている
ラグを織るのに集中していると、すっかり気分も
切り替りました。途中で先生が、
「こんなの染めたの」と見せてくれた手紡の絹糸。
スラブ糸様に紡いだ糸は細い芯の部分は薄いピンク、
ふくらみのある部分は濃いピンクに染まっていて、
いつものことながら、誠に味のある糸になっていました。

これだ!

私に足りないのはこれ!

手紡の絹糸なんて全く視野になかったけれど、
これにしましょう!

先生に、こんなふうに染めたい と言うと
「これはたまたまそうなっちゃったんだけどね」
となんとも脱力のお答え。
「でもやってごらんなさい」と
これまたいつものことながら、気前よく絹の塊を
袋に沢山くださいました。

こうなると、もう待てません! 帰ったらすぐやりたい。
待てないけど、帰ってやらねばならん事はやらんとな(←夕飯とか)

さて翌朝。
つらつらつら〜〜 と経糸10本分くらいを紡いで、染め。
ついでに、釜糸もひとかせ一緒に染め。
おお、いいんじゃない。

一度張った経糸を緩めて、そこに手紡の糸を入れて・・・
なんていうのは邪道だし、それでうまく織れるわけが
ないのですが、ランダムに入れてみたらとても素敵で
おほほほおほ〜 って感じ。

その後も、いろいろダメが出る度に工夫して、
やっと織り進むことが出来る様になりました。
一度「またかよ!」の絹糸崩れが発生して、
小管(こくだ)に巻いた一番使いたい色の
糸を全部ダメにしたのですが、もうこうなったら
ある色をランダムにいれて最後まで一気。
織った部分を巻き取るために、テンションを緩めると
きれいに入れたはずの緯糸が特に端っこ部分で
織りムラになるのが、大いに気にはなりましたが、
そのまま進んで、あっと言う間に織り上がりました。

機から降ろして、房を作って、仕上げのため水に
つけ、ゆらゆら揺らしながら、織りムラが調整できると
いいなあ、なんて注意してやってみましたが、
あまりにムラの大きなところは結局そのまま残りました。
ム、ズ、カ、シィーーーーー
いっそのこと全部がムラだったら、ムラ織りってことで?

ああ〜 難しかった。

その後 絹織物で検索したら、最後に水につけると
糸が締まって、織り目を整えるけれど、部分的に締まりすぎたり
反対に緩んで生地が膨らんだりすることもあると。
それはもう経験を積むしかない、とありました。
それに絹糸を小管に巻く時は、崩れやすいので、
少しずつにしましょう とも。

なるほど〜 深いな。

民藝展の講評会で、織りの講評者は着尺の専門家だったのですが
その時は、「私は着尺や絹はやらないわ」と
ほんとテキトーに流して聞いておりました。
着尺の両サイドが波を打っていたり、仕上げに失敗して
しわが取れなかったり、そんな出品作品を前に
私は不遜にも「どうにかならなかったのかしら」
なんて思っておりましたのさ。

世の中知らない事ばっかりで、しかもあまりに自分から
遠いことは知ろうともしないのでありますが、
興味のある分野でもこれですから、まったく。

実ってないから「こうべ」の垂れようもないわけですが、
実るほど頭をたれる稲穂かな
こうありたいものです。

写真

まだ房の処理をしていない今回のショール


(は)






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絹 おそるべし2

「かせ」から玉にしたり、他の物に巻き取ったりする時の
鉄則は、たとえ「かせ」がぐずぐずに崩れていて
絡んでいるように見えたとしても、決して糸を
くぐらせてはいけないということよ。
かせは順番に糸が巻かれているわけだから、
一回でも糸をくぐらせて順番を変えてしまうと、最後まで
それをやらないといけなくなるからね。

と工房に通い始めた時 先生からきつくいわれていたので
この頼りなく細い絹糸の両端がどちらも行方不明
ということは、救出できたとしても、巻き取り
は・・・・・ う〜〜〜〜〜む

しかたない、この色は諦めよう。
次の色は慎重にことを進め、時々休憩しては
ダメにした糸を手にとって どうにかなるかも?
いや〜やっぱり無理 を繰り返し、これは無事終了。
この時点ですごく時間がかかっております。

色が揃ったので、やっと製経(タテイトを必要な長さと
本数揃えること)今回は500本ほどです。
たて糸として使うのは、しっかり縒りのかかった方の
糸で、最初に玉に巻いたやつ。
3分の2 ほど順調に進めた時点で、玉が崩れ始め
絡んできました。ああ、あまりうまく巻けなかったなあ
と思ったつけがここにきて・・・ 嫌な予感
しょうがない、もう片方の糸端から糸を出す事に
しようか、と崩れかけた玉を持ち上げると・・・
巻いた糸を立てる道具の棒に崩れた糸が絡み付いていて
ツルツルツルっと糸が出てしまい、総崩れ。
私 あまりの事に 顔面蒼白 失神(ウソ)

しばし呆然

絹糸 すべるのね。
だから玉になど巻かないのね。

失敗は成功の素と念仏のように唱え、自分を鼓舞
するも、さあてどうするよ。この色の糸足りなくなってしまったし。

再度同じ色に糸を染めるか、この巾でとりあえず
織ってみるか、もういっそギブアップ?

考えがまとまらず、この日は作業中止といたしました。

さて翌朝、
せっかくここまで整経したんだから、
こうなったら残りは染めないで、白を使って、
完成後に様子みて、染めるっていう手もあるな。
と考えもまとまりました。

コツコツ作業は続き
織り始めますわよ〜

何度か織ってはほどきを繰り返して、うまくいかず
「ああ、そうだ、試し織りをしてからほんちゃんだ」
昔使った細いコットン糸で5センチくらい試し織りをして、
タテイトが安定したところで絹糸へ。
でも やっぱりム、ズ、カ、シ〜〜〜
特に端っこがツルンと糸が飛び出したり、許容範囲外の
きたなさ。
しかも、緯糸を入れても、タテイトとヨコイトの
織りなす美しい効果が、ない。
どうしたものか。

つづく

(は)


絹 おそるべし

実るほど頭を下げる稲穂かな
そんな心境でございます。

先日民家園で購入した絹糸を緯糸に、糸屋から購入した
しっかり縒りのかかった絹糸を経糸にして、ショールを織りました。
と簡単に書いてますが、これがまた、半端なく大変で
ございました。
もう なんど途中で諦めようと思ったことか・・・

気に入った色を出すための染めの作業も
何回もやったのですが、これはまあ、実験って
感じで楽しくできて、織る楽しみもいっそうアップ。

染め作業でちょっと乱れた「かせ」を巻く作業。
昔 母に毛糸のかせを両腕に掛けられて、母が毛糸を玉に巻くとか、
傘みたいな、アンテナみたいな折りたためる道具を買ってからは
それにかせをかけて、玉巻器で巻くとか
(その道具は今私の手元にあります)
やってましたが、今も原理はまったく同じです。
むしろ私の持っている道具は昔からあるそのままの
形で、木や竹で作られています。

絹は大管(おおくだ)という木の棒に巻きつけるんだよなあ
というのは、わかっていたのですが、

* かせが乱れていて、電動の管巻を使うと糸がきれるだろう
* 手持ちの大管の穴の大きさが違うので電動のに使えない
* 手で巻くという選択肢、これはかなり大変だ
* 手動の玉巻器なら、回転を調整できるからいいかも
* 大管に巻いたのと同じように使える様に細工をして
  やってみよう

というわけで、やってみるとかなり乱れていた「かせ」のせいで、
すんご〜く時間(日数)がかかりながらも巻いていきました。
あまりきれいに巻けてないけど、とりあえずこれで経糸
分になるはず。

次は緯糸。民家園で購入した縒ってない糸に縒りをかけ、
大管に巻きます。今度は手巻きで。
少し進んでいくと、な、な、な、なんと糸が切れてしまいました。
ガビーーーーーーン
切れた糸端が残りのかせに隠れてみつからないよ〜〜(汗)
しかたない、かせくり機に結んでおいたもう一方の糸端から
やるか・・・
その後乱れに乱れてくるかせのご機嫌をとりながら手巻き
を続けたものの、またもや「プチン」と。
ああ、無情。
前途多難。
両糸端 行方不明。
手掛かりなし。
万事休す。

つづく

(は)

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