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日本民藝館展

去年、民藝運動のことなど全く知らないまま出品して、
ラグ1点が準入選だった日本民藝館展。
今年は、ちゃんと「民藝館的であること」を
意識して4点の作品を出し、全作品入選しました。
色は染めずに原毛のままの色を使い分け、
サイズは多くの人が使いやすいであろう
玄関マット的なサイズ。

昨日その講評会に出席してきました。

全体講評でも、部門別の講評でも「魅力的な物」というのが
キーワードだったと思います。
そして、そういうものが少ないと。
選者としては、その作品を
1 作家が作った物としてみるのか
2 職人が作った物としてみるのか
それによって評価が分かれる難しさがあるけれど、
その時に柳宗悦の「あくまで直観に根ざす」という思想に
戻るということでありました。
直観とは、輝く魅力を見つける、ということだそうです。
人に、手にとってみたい気にさせる魅力。
見ていい、着ていい、使っていい
慎ましやか でも 勢いがある
静か でも 生き生きしている

そういう物達、そして作る技術、作る人達
これらを大切にし、残し、応援して、継ないでいく
それが民藝館の役割なのだと理解できた1日でした。

自分の作品についての講評は、
売り物としてしっかり出来てる。
いいんじゃないでしょうか。
これだけでしたが、これだけで十分!
売れる品物であると認めてもらえた事は
たいへんな自信になります。

出品者はプロ、アマ、その中間 と様々で、
みなさんとても熱心です。
そんな中に何気なく座っていた私ですが、
ほんとは、お尻の落ち着かない感じをもっておりました。
何だろうこの感じ。そして最後の部門別講評の時
フッと降りてきたのです。
「民藝の中にラグはない 」という思い。
「織物」部門に入ってはいるけれど,
中心は、着尺。ちょっと広げて、服地、マフラーや
ショール。座布団のようなマットはありますが、
ラグは出す人いないんですよね。

自作を多くの人に見てもらえる、
商品として太鼓判も押してもらえて、
販売も出来る。これだけで自分としては
全く文句無し! なわけですが、
ラグの場所、本当はないだろうに、悪いっすね。
いやいや、むこうが、ダメって言ってないんだから
いんじゃね?
などと自問自答の帰り道でございました。

日本民藝館展は、
12月13日〜25日
10:00〜17:00
月曜日休館
井の頭線 駒場東大前駅 徒歩7分
入館料 一般 1100円


(は)







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日本民藝館展 おまけ

会期が始まって、「すごく楽しみだわ」という母と
行く予定を立てていました。会期中は無休だとばかり
思っていたのでうっかりしてましたが、行く日と
決めていたのが月曜日 休館日で、じゃあ、明日ね。
でもその次の日は悪天候でまた延期。
2日ずれて、母の「楽しみ〜」レベルはかなり
トーンダウンした感じでした。

民藝館に到着。
まずは入選作が展示してある2階からね。
でもね、実は私、講評会の日に「これ欲しい」と思った物が
いくつもあったので、真っ先にそれをチェックしたかった
のです。手が出せる価格の物で残っている物があればと。
まずは、棕櫚の豆ぼうき。
きゃあ〜 一番小さくてかわいいのが残ってる。
さっそく係の人に「これください」
購入の手続きのため、住所、氏名などを記入すると
係の人が「あ、Hさん、って 出品者の?」
そのHである私「はい そうです。ええ! 覚えて
いらっしゃるんですか? 200人以上の方が
エントリーしているのに!」
係の人「それは覚えていますよ。」
H 「すごい!」

一つびっくりして、次へ。
鉄瓶、欲しかった籠は初日完売。
じゃあべつの籠。
友達が欲しがっていた籠の追加販売に申し込み、
とりあえず物欲を満足させ、じっくりと見てまわりました。
展示室の出入り口で、先ほどの係の人と立ち話をしたのですが、
今度は舌を巻ました。
H「民藝展の事はなにも知らずに、工房の先生が出す
  というので、私もっ て出したんですよ。
  結果は一つだけ準入選だったんですけど」
係「(うなずきながら)いいんですよ、それで。
  中にはうまくなってから出そうって研鑽つんでから
  お出しになる方もいらっしゃるけれど、
  出して、講評していただいて、それを参考に
  また作ってとやって行くと、どんどん良くなるんですよ。
  今回は選外の作品、講評していただかないで早めに荷造りなさった
  でしょ。あれもほんとは見てもらって、講評して
  いただくと、民藝展のこともわかって良かったんじゃ
  ないかと思いますよ。ぜひ来年も出品してくださいね」

この人 記憶力半端なくね? くるくると舌を巻きました。
私の名前も、早めに荷造りしたのも記憶していて、しかも
ヒントまで。(選外だった理由は民藝展には不向きな作品だった
可能性もあるということ)

さあて、びっくりしたまま一階の展示へ移動です。
ここは準入選の作品展示だから、私のラグはここに
あるのよ、と母に説明しながら入室。

あれ、ない。
ここにあったんだけど。
触られてだめになって撤収された?
ンなこたあ〜 ないやね

パンフを見る。

「準入選作品は、即日お持ち帰りになれます」

売れた・・・か。

知らなかった。売れたのも、持ち帰れるのも。
うう、まずいなあ〜(売れたのは 目的達成で素直に嬉しい!)
各方面に「ぜひ、見てね」って言いまくってしまった。

しょうがないのでここに

グレーの


そしてこれはお土産の部屋で買った亀の正月飾り。
鶴もあったんだけど、この亀最高!
(ちなみに亀の隣の青い葉は、一度刈取って食べた後
 再度発芽した豆苗です)

かめ


(は)



    

日本民藝館展 講評会2

そう言えば私小学生の頃から
「昔からある材料で作られた日常品」
に心引かれるところがあったなあ・・・
化繊じゃなくて、自然の繊維。
ステンレスじゃなくて、竹。
合板じゃなくて、無垢の木材。
プラスチックじゃなくて、磁器やグラス。
経木で包まれる魚。
本物の葉蘭(寿司の飾りにつかう緑の葉っぱ)

高度成長期の技術革新で産み出され、
大量生産できる「もどき」の安っぽさに嫌悪感が
あったのだと思います。無知な自分でしたが、
その感覚はずっと変わらなかったということです。

うっすらと昔のことまで思いだし、素晴らしい展示品の
数々を眺めながら、改めて「民藝」の意味を実感したのでした。
私のネガティブな思いは「お安い民芸品」に対してであって、
主催者が謳っている
「用に促し、繰り返し作り得る物」
である「民藝」はそれとは別物であると。

これに気づいただけでも、講評会に来た甲斐があった
というもんです。一つ閉まっていた扉が開いて
感覚が広がった感じです。

午前中の全体講評では、
「民藝展も趣旨に添った作品集めにけっこう大変なんだ」ということが
わかったものの、民藝展しろうとの私は
作り手→配り手→受け手(使う人)
という流れの中でこの民藝展に入選したということが
どのように作用してくるのか、また民藝展がどのような
立ち位置(役割)にいるのかが、すっきりとわかっていません。

さてさて、昼になり弁当です。
弁当というと、安っぽい弁当を想像していた私は
きちんと包んで紐がけされた折り詰めと食後の甘味と
そば猪口で供された香りの良いほうじ茶に
意表を突かれ、激しく納得。 おお〜 さすがじゃ!!!
折り詰めは茶巾寿司でした。
集まった人数は100名以上ですから、そのお茶だしの手間はいかに!
でしょ。
講評会出席の料金が高くね? とか言ってたのは、そうです
まぎれもなく あたくしでございます。 今取り消しましょう。
高くありません。

午後は部門別の講評です。
織り部門は着尺、服地、ショールやマフラーなどが中心で、
ラグは、小さなノッティングマットは出品されてますが、
玄関ラグサイズの物は毎年出品されないようです。
作り手がいないのでしょう。ことしも先生と私だけだった
ようです。
まず入選作(A)から、出席者一人づつの出品作品を
講評していきました。全員が出席しているわけではなく、
また、出席しているからといって、入選しているとは
限らないのですが、それでもかなりの人数です。
ここは入選作ですから、作品完成後の具体的な処理や
製作過程などについて質問、疑問、アドバイス
が、講評者からの一方通行でなく意見交換されていきました。
講評者お二人のお人柄もあり、けっこうまじめに聞いていた
私ですが、いやあ〜こりゃ時間かかるわ。

さて次は準入選(B)の部屋へ。
ここはですね、準入選の悲しさで、作品が展示してあるだけで、
名前等の館準備のプレートがないんですよ。ひょえ〜〜〜
作品を搬入する時に作品の裏に自分で付けたタグだけ。
ですから、自分で手を挙げて「これです!」と
意思表示をして講評してもらうわけです。
私のラグは、ラグにしては柔らかい手触りだったので、
そこのところをどうしたらいいかと具体的に
アドバイスしていただきました。
でもですね、このB作品の講評、マジ大変でした。

かなりの人数の方が「なぜBなのだ」と思っていらっしゃる様子。
自分はこんな細かい、根気のいる、またはみんながやってなさそうな
作業を経て作ったのだと。あるいは、消えかけてる伝統の火を
消してはいかんという思いでやっておると。
そうやってつくり上げた作品がなぜBなのかと。
中には同じようなことをやってるあちらの団体はAで、
なぜうちらはBなのか、とおっしゃりなかなか納得されない
方もおられました。
講評者のお二人は、決して上からの意見は述べず、
イライラした様子もみせず、最後まで物を作っている人たちへの
気持ちを尊重し、「まだまだですよ」とか「良く出来てるけど
商品としての魅力に欠ける」とか身もふたもないことは
決して口にだしませんでした。すごい!!私にはできましぇん。
わからない事は、「わからないから、知ってる人に聞いておきます」
とか、本当に自分で物を作って生活してきた方達なんだなあ
と感服つかまつりました。
たっぷり4時までかかり、最後に「選外の作品の講評もしますので
希望者はどうぞ」という一言もあり 講評会は終了いたしました。

しつこいようですが、これだけやってもらえるなんて、
この出席料は安い。

さて次回はおまけのラストです

(は)




日本民藝館展 講評会

審査結果が判明した数日後、会期前の民藝館で、表彰式と
講評会がありました。午前の表彰式、全体の講評の後
昼をはさんで、なんと午後4時まで。
なんでこんなに長いんだろう、それに弁当代としては会費が
高すぎないか? とエントリーするまでは、出席しない
つもりだったのです。だって、エントリーの時には
入選かどうかもわからないわけだし、歳とって謙虚じゃなくなった
ので、なんか批判されるとムッとするし。
たとえその道の権威だとしても、上から言われたら
「だから、何。あんたの言う事が宇宙の全てじゃないでしょ」
と絶対言い返しちゃうし。(心の中でね)

しかし、いかんいかん。自分でこの道の若輩者と
わかっていながら、この態度ではいかん。
こうやって、嫌いなことをばさばさ切り捨てていっては
ひろがりがないじゃないか、と反省。出席に丸。

さて 当日はちょいと早めに着いて、選外の作品を荷造りして、
送ってもらう手続きを済ませ、終わったら素早く帰れる
ようにしようと予定を立てていました。
あちらに着くと
「選外の作品も講評してくれるので、荷造りは
 終わってからなさってはどうですか」
というご親切なアドバイスにも
 3秒考えて
「あ、いいです。遅くなるので」
反省したけど、謙虚にはなれないってことだね。

先生とも合流して、2階の、入選作品が展示してある
大きな部屋へ移動。移動中も展示品を見ながら

うわっ、これ欲しい。素敵!(←籠)
あ、これ前からほしいなって思ってたんですよ。
値段は・・・お、安!!! まいったなあ (←鉄瓶)
初日には行列が出来るそうだから、こういうのは売り切れ
ちゃうんだろうなあ〜
箕(み)って知ってます?
農作業などに使う道具なんですけど、これの大きいやつ
は、洗った原毛をどさっと入れて干すのにぴったりなんですわ。
で、これも展示してあったんですがね、これはもう
高!!! 手がでまへん。

などと興奮しながら着席いたしました。


民藝品か・・・
誤解してたかな



つづく


(は)

日本民藝館展

「今度 民藝展に出そうと思うのよ。」
と工芸の先生がおっしゃったのは一年前でした。
「え、なになに 先生 それなんですか」
何十年とラグやタペストリーを作ってプロとして
やってらした先生は、今まで一度も、そういった審査の
ある公募展などにはエントリーしたことはないのに、
いったいどうした心境の変化ですか。
聞くと、誘われて行った民藝展の雰囲気が
しっくりと肌に合い、ここなら仲間に入れてもらっても
いいかなと思ったとのこと。

「民藝」と聞くと、
昔からの物。お土産。今の生活には浮く。実生活には不便。
などなど私の中のそれはネガティブな印象しかないのですが・・・

この新作公募展は、審査に通ると展示販売されるのよ。

という先生の説明に

「先生、私も応募します!」 即答。

しかもこの公募展は、質の高い物が安く販売されるので、
初日には行列が出来るくらい人気だとのこと。

高い志を持ってこの公募展に応募する方々には
まことにもって失礼ながら、わたくし、「販売」の
一点にこころを突き動かされ、応募を即断した次第で
ございます。

物を作る人間にとって「販路」は最重要課題です。

この公募展に求められるものは
「用に促し、繰り返し作り得る物」

オッケーオッケー 大丈夫じゃん。

この審査料で、5点まで出せるのか。
おお、すごいね。

ということで、わたくし、この一年かけて作品を揃え
無事エントリーいたしました。

先生には
「もしだめでも、気落ちしないようにね」と
釘をさされ、
「先生〜 もちろんですよ〜 全然平気です、ダメでも。
 私はこの道の若輩者ですから。」

審査は部門別に専門のプロがおこない
A 入選
B 準入選
C 選外
というように分けられ、結果は郵送されるとのこと。

作品を搬入し終わると、私の気持ちはこの件に関しては
すっかり終わってしまい、すでに次の
「個展または共同、合同展ができたらいいな」に
向かっておりました。

12月初めに審査結果が届きました。
結果は、地味なラグ一点が準入選。
あとは選外。
さっそく先生に報告(先生は全部クリア)、
「初めてなのに、ひとつでも入るなんて上等よ」
みんなに知らせたら
「おめでとう!」と言われ、終わってた気持ちが
ほんわかと嬉しい気持ちで満たされていきました。
自分のやったことで「おめでとう」と言われるなんて
何十年振りでしょ。 入社試験合格の通知をもらった時
以来だな〜 きっと。

それから数日後、講評会に行ってきました。
これについては次回また。

日本民藝館 新作公募展は12月8日から12月23日まで
やっております。



(は)

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